よくあるご質問(Q&A)
外国人技能実習生の受入れについて、企業様からよく寄せられるご質問にお答えいたします。
制度について
Q1. 技能実習制度とはどのような制度ですか?
A1. 技能実習制度は、日本で培われた技能、技術又は知識を開発途上地域等へ移転し、当該地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的とした国際協力制度です。
単なる労働力の確保ではなく、技能実習生が日本で修得した技能を母国に持ち帰り、母国の経済発展に貢献することを目指しています。
実習期間は最長5年間で、段階的に技能を習得していきます。
Q2. 技能実習生の実習期間は何年ですか?
A2. 基本的には3年間(第1号:1年、第2号:2年)ですが、優良な監理団体・実習実施者の場合、最長5年間(第3号:さらに2年)の受入れが可能です。
協同組合VISTAは優良監理団体の認定を受けているため、要件を満たす企業様では5年間の受入れが可能です。
また、実習期間終了後は特定技能制度への移行により、最大10年間の継続雇用も実現できます。
受入れ要件・手続きについて
Q3. 技能実習生を受け入れるための企業側の要件はありますか?
A3.主な要件は以下の通りです。
- 技能実習指導員(5年以上の経験者)および生活指導員を配置すること
- 技能実習生の住居を確保すること
- 労働関係法令および出入国管理法令に違反していないこと
- 受入れ対象職種(85職種156作業)に該当する業務があること
建設業の場合は、建設業許可および建設キャリアアップシステムの事業者ID登録が必要です。
その他の詳細な要件については、個別にご相談ください。
Q4. 何人まで技能実習生を受け入れることができますか?
A4.常勤職員数に応じて受入れ人数枠が定められています。
- 30人以下:3人
- 31〜40人:4人
- 41〜50人:5人
- 51〜100人:6人
- 101〜200人:10人
- 201〜300人:15人
- 301人以上:常勤職員総数の1/20
※優良な実習実施者の場合、基本人数枠の2倍まで受入れ可能です。
Q5. お申込みから技能実習生が配属されるまでどのくらい期間がかかりますか?
A5. お申込みから配属まで約7〜8ヶ月かかります。内訳目安は以下の通りです。
- 募集・選考:約1〜2ヶ月
- 現地での事前研修:約4ヶ月
- 各種申請手続き:約1〜2ヶ月
- 入国後講習:1ヶ月
書類不備や経済情勢の変動、災害等の予期できない事由により入国時期が遅れる場合もございます。
費用について
Q6. 技能実習生の受入れにはどのような費用がかかりますか?
A6. 技能実習生の受入れには様々な費用が発生します。以下は一般的な費用の一例ですが、
【初期費用(1回のみ)】
- 組合加入費:約1〜3万円
- 面接費用:約10〜30万円(現地面接の場合の渡航費)
- 入国準備費用:約20〜30万円(現地研修費、航空券代など)
- 住居準備費用:約10〜20万円(敷金礼金、家具家電など)
- 入国後講習費用:約10〜15万円
【月額費用(継続)】
- 監理費:約2.5〜4万円/月・人
- 送出機関管理費:5千円/月・人
- 給与:最低賃金以上
- 社会保険料(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
※上記費用は目安であり、実際の費用は個別の条件により大きく変動します。
詳細なお見積もりは個別にご提案いたします。
住居・生活支援について
Q7. 技能実習生の住居はどのように準備すればよいですか?
A7. 企業様に住居の確保をお願いしております。主な要件は以下の通りです。
- 技能実習生1人当たり4.5㎡以上の居住空間を確保(6畳で2名程度)
- プライバシーが保てる環境(個室または適切な間仕切り)
- 生活に必要な設備(キッチン、風呂、トイレ、冷暖房)
- 寝具、調理器具、洗濯機等の生活用品
- 貴重品保管用の鍵付きロッカー
住居確保でお困りの場合は、協同組合VISTAでもサポートいたしますのでご相談ください。
Q8. 技能実習生の日本語能力はどの程度ですか?コミュニケーションに不安があります。
A8. 技能実習生は以下の日本語教育を受けて配属されます。
- 現地での事前日本語教育:約4ヶ月間
- 入国後講習:1ヶ月間(日本語学習含む)
- 基本的な日常会話レベル(N4レベル程度)
配属直後は完璧ではありませんが、基本的なコミュニケーションは可能です。
配属後も継続的な日本語学習をサポートし、重要事項の説明やトラブル時には当組合スタッフが同行いたします。
受入れ後のサポート・トラブル対応について
Q9. 技能実習生が病気やけがをした場合はどうすればよいですか?
A9. 以下の対応をお願いいたします。
【業務上の病気・けがの場合】
- 労災保険が適用されます(企業様負担なし)
- 必要に応じて当組合スタッフが病院同行いたします
【業務外の病気・けがの場合】
- 健康保険適用(実習生3割負担)
- 実習生総合保険により、実習生負担分も補償されます
- 病院での通訳サポートも対応可能です
速やかに適切な対応をサポートいたします。
Q10. 技能実習生とのトラブルが発生した場合の対応はどうなりますか?
A10. 協同組合VISTAでは以下のトラブル防止・対応策を講じています。
【トラブル防止策】
- 現地での厳格な選考(書類選考、面接、適性検査、家庭訪問)
- 入国前の事前教育(日本の法律、文化、職場ルール)
- 定期的な監査・面談(1年目:月1回、2年目以降:3ヶ月に1回)
【トラブル発生時の対応】
- 当組合スタッフが現地に駆けつけて対応
- 多言語対応スタッフによる通訳・仲裁
- 必要に応じて外国人技能実習機構への報告・相談
- 重大な問題の場合は、日本の法律・就業規則に従い適切に対応
協同組合VISTAでは、これまでの豊富な経験とノウハウにより、トラブルの未然防止に努めています。
その他
Q11. 特定技能制度への移行は可能ですか?
A11. はい、可能です。
技能実習2号または3号を良好に修了した技能実習生は、以下の特典があります。
- 特定技能評価試験が免除されます
- 日本語能力試験も免除される場合があります
- 特定技能1号として最大5年間の就労が可能
- 技能実習と合わせて最大10年間の日本滞在が可能
協同組合VISTAは特定技能制度の登録支援機関でもありますので、移行手続きから就労開始後のサポートまで一貫してご支援いたします。
お問い合わせ
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